まず、同じ動きを何度も繰り返す作業や長時間のデスクワークなどで同じ姿勢をとり続けることにより、筋肉はコリ固まります。
通常このコリは数日で回復しますが、さらに無理な姿勢により筋肉に負担を与え続けると根強い痛みやコリが発生します。
この根強い痛みやコリがトリガーポイントと言います。
「トリガー」というのは文字通り「引き金」という意味で、ピストルの引き金を引くと、弾が遠くまで飛ぶように、トリガーポイントを押すと痛みをそこから離れた部位で感じる事から名付けられています。
これは神経の走行とは関係のない所で痛みを感じるため、「神経痛」ではなく「関連痛」と呼ばれています。
関連痛のパターン
・コリは✕ 赤色は痛みを感じる「関連痛」です。
トリガーポイントを放置することにより、他の筋肉(関連痛を感じている部位)も硬くなり、第2第3のトリガーポイントが形成され痛みや歪みがさらに強くなります。
*この時期は、痛みの元(✕)を早期に治療する必要があります。
また、持続的な痛みを我慢することで、人はその痛みから回避するような姿勢をとりはじめます。
このような姿勢(疼痛回避姿勢)は歪みを根強くし、連鎖的にいくつもの痛みを発生させます。
*この時期は根本的な痛みの治療をする必要があります。